株式会社マグネイチャーは 自然と人間社会のエネルギー循環を 1% も無駄にしない
技術情報
スロットレス構造とハルバッハ配列による次世代モータ開発
- 高効率と小型化を実現する革新的磁気配列 -
ハルバッハ配列とスロットレス構造が直面する温度制約
ハルバッハ配列を利用したモータは、コイルや磁石を保持する鉄心が存在しないため、コイルはコアレス構造となっています。
また、磁石を保持する鉄心がないため磁束の飽和が起こらず、磁石の最大磁束密度を活用できます。その結果、電流による磁束発生は温度特性の限界まで電流を加えることが可能です。これがスロットレス構造の大きな利点です。
ただし、モータ全般に共通して、温度特性には絶縁や磁石の耐熱性といった限界があります。ハルバッハモータであっても廃熱を考慮した設計・製造をする事は大切です。

